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天然寺とは
お寺は山号と院号、寺院名を持っています。
天然寺は山号が自瑢山、院号は清寶院、そして寺院名が天然寺と言います。
仏教の一宗派である浄土宗のお寺です。
北信濃と呼ばれる長野県北部の木島平村にあり、
冬は豪雪で知られる飯山市近辺です。


 
天然寺の歴史
天然寺は浄土宗、京都総本山知恩院の直末寺であり、本尊は阿弥陀如来です。
寺の草創は今から千二百年をさかのぼる大同年間(806~809)とされています。
かつてはこの地方の豪族市河筑前守信房の帰依を受けて隆盛をきわめ、末寺十二ヵ寺を擁したと伝えられていますが、現在は高社の麓にひっそりとかつての面影を偲ばせるように佇んでいます。
それでも天正の浄土宗改宗からおよそ430年、法系は連綿として絶えることなく現在の精譽定善上人は中興開山より数えて37世にあたります
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北向山大悲殿と北向厄除観世音尊像
境内には北向山大悲殿と呼ばれる観音堂があり、ニ体の観世音菩薩像が奉置されております。
一体は上田市別所温泉常楽寺の北向観世音菩薩さまの分身仏であり、秘仏とされておりますご尊像で、古例七年ごとの御開扉大法要期間中のみ御開帳されます。
もう一体は秘仏の前に奉置されていることから前立千手観音像と呼ばれ、徳川家康公幼少の頃の護持仏と言われております。
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算額
算額とは江戸時代に流行した和算(数学)の問題を寺社仏閣に奉納する習慣です。
木島平村には現在八つの算額があり、全国的にも貴重な資料とされ、村文化財になっております。

※右写真は当大悲殿に奉納された算額です。
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